散山湯の日記

フレッシュでいる限り、人間は自滅しない

2023ありがとう、2024よろしく

 

2023の振り返りと2024のテーマです。

2023の振り返り

1. トイレがぶっ壊れて泣いた

いきなり下世話なんだけど、衝撃的だったので。春、トイレが詰まったんですよ。在宅勤務中に隙間を縫って、ネットの解決方法を1日中試みたけどダメだった。格闘の間夜は更けており、真夜中に業者を呼んだ。詳細は省くけど8万ほど請求され、朝4時頃に泣きながら寝た。あとで調べた結果、相場では妥当な金額だったけど、管理会社に先に連絡するべきだったのはミス。結局は同じ金額を払ってかもしれないけどね。春は雪解けならぬ、トイレ詰まりの時期らしいよ。対応方法含めてみんなも気をつけて。

2. 国内・国外の学会へ参加した

振り返りっぽい仕事の話。修士課程を修了しながら学会とはあまり縁のない人生を送ってきけど、今年は急旋回・急上昇。4つの学会に参加して、主著1本・共著4本という結果だった。特に主著となった国際学会は、修士の頃に投稿意欲が薄っすらある学会だったので、入社前の目標がひとつ叶って良かった。ニッチな領域だけど似た取り組みをしている人に国内外問わず会えて次に繋がった。自信のあまりないアイデアでも、ひとまず形にする・ストーリーを構築する・他者に伝えるをやりきることに価値があるし、自分はそういうことが好きだと思った。これは研究で取り組む必要はないと思っていて、研究よりも打席数や注目度のある方法でストーリーを形にして伝える方法に興味が出ている今日この頃。学会のついでにロンドン・ベネチアでの観光もできたので、上司には足を向けて寝られません。

3. サッカー熱が再燃した

去年に引き続き、今年もサッカー(7・8人制)を毎月することができた。また、三笘薫を現地のイギリスで観戦することができた。サッカーを始めてから20数年後、ようやく世界トップレベルのリーグの試合を観戦できて興奮。しかも旬である三笘薫を。帰国後もAbemaTVでの中継やYoutubeのハイライトを楽しんでいる。今は遠藤航にゾッコンです。香川・内田・長友・本田が海外サッカーリーグで躍動していた頃、録画したやべっちFCを通学中にガラケーでみていた中学・高校時代を思い出す。そんな部活漬けの中学・高校時代よりも今のほうが5000兆倍サッカーへの好きと理解が高くなっている。

4. 副業を始めた

友人の立ち上げたスタートアップで、SaaSプロダクトのUI/UXデザインの手伝いを3月頃から開始。プロダクトリリースに貢献できたのは初めて。ほぼ初心者なのに依頼してくれた友人に感謝。導入の現場に伺い、エンドユーザーの反応もみることができた。プロダクトを育てること、ユーザーの体験をデザインすることは好きなんだろうなぁと思った。転職の種・副業・複業、どの可能性もある仕事に携われたと思う。

5. 短歌を読み始めた

感傷的な気分になったある日、その一時の感情を封じ込めるには短歌を詠むのが良いのでは?と思い至った。これまで短歌に関心を持ったことはなかったが、感情を静止した表現形式に封じ込めるという観点では写真と似ている。ナナロク社から出版されている歌集を中心に読み始め、3月頃までは作っていた。途中から詠むことはおろか、ツイートする余裕もない生活になってきちゃったけど、自分の気持ちを掬う方法として短歌が選択肢として生まれたのは良かった。ちなみに寒い時期に読み・詠みがちである。

6. 白馬岳は天国だった

7年ぶりの宿泊登山は白馬岳へ。登山して一番良かった山となった!!初日は雨と風と寒さで修行かと思ったけど、翌日はまるで天国の上を歩かせてもらっている気持ちだった。標高2800mの山小屋はものすごい快適だった。空間もそうだし、会社の食堂よりも食事が美味しかった。鬱蒼とした樹林地帯、むき出しの岩場エリア、生物の気配を感じない凛とした池のエリア、遮るものがない稜線地帯、とエリアが豊富で、ステージを次々とクリアしていくゲームをやっているようで楽しかった。

7. ライブはフェスを中心に行った

3回目のFUJIROCK。前日に終電で海外出張帰り、翌日に始発で九州出張というキツめの出張サンドイッチをくらったので、川でのんびり涼んだりゴンドラに乗ってステージのないエリアで昼寝したり、贅沢な使い方をした。YUKIが良かった。

SONICMANIA。目当てだったJames Blakeを諦めて、最高潮に盛り上がっていた電機グルーヴを聴いた。SNSでJames Blakeは絶賛されていたけど後悔はしていない。だって世の中の鬱屈としたものをなんでも乗り越えていけるような熱気と煌めきが深夜2時のフロアにはあったから。ピエール瀧石野卓球、もっと応援したい。

小沢健二のライブ。座席が前から7列目でビックリした。本人が超至近距離。「強い気持ち・強い愛」が演奏されている間、なぜか急所を突かれて自然と流れるような涙が出た。鑑賞物で涙したのは2023年でこの時だけだったと思う。仕事で辛かった時期だからかな。この曲に同じく救いを求める人たちと合唱できたの気持ちよかったなーー!

8. ラジオは夜のお供になった

放送に関しては、帰宅後の夜に星野源やオードリーのANNをradikoのタイムフリー機能でよくBGMとして流していた。喋りのトーンが落ち着くので。

内容が刺さったのは、過去作だが菊地成孔の粋な夜電波第170回。山下達郎のSPARKLEが流れる前の菊地成孔の前口上が大変心地よい。友人の投稿で知ったのだが、あまりに良すぎて、知ったその日に20回は少なくとも聴いた。コメント欄も舐めるように読んだ。曲と曲の繋ぎで僕らを沸かせるDJもいるけど、前口上を上手に交えるDJはかなりかっこいいと思った。僕の心の中に温泉の源泉が掘り起こされたみたい。好きなフレーズは「フレッシュでいる限り、人間は自滅しない」。

9. 京都まぁまぁ開拓した

今年は3回も行けた。四条、烏丸御池、三条、河原町の範囲内を無限に歩いた。本屋・ご飯屋・カフェ・古着屋・神社・銭湯、好きな場所は尽きない。ひとつ言及するなら、京都のarchi coffee。古民家をリノベした和モダンな内装が素敵で、珈琲もワインも飲めるのが好き。カフェのようなバー、バーのようなカフェに惹かれるんだと思う。

10. 編集に挑戦した

大学時代によく通っていた本屋主催の編集ワークショップに4月から参加してみた。しかし仕事が忙しくなり途中から対面では受講できず、収録した動画を視聴するだけになってしまったのは反省。。それでも学んだことを少しばかり活かして、11月には文学フリマへなんとか初出展することができた。自分の文章力のなさに絶望しつつも、zineのコンセプトやデザインを考えたり、仲間を巻き込んでいったりするのは楽しかった。印刷された文章は液晶で読むそれとは違うもので、紙媒体の持つ不可逆性ともっと仲良くなりたいと思った。

SPBS編集ワークショップ2023」にme and youが講師として参加します|me and you, inc. ミーアンドユー

2024のテーマ

1. zineを引き続きつくる

パーソナルな趣味をぶつけたzine、社会や文化に迫るzine、それぞれつくってみたい。カメラと戯れる時間を増やして写真集もつくってみたい。カメラがずっと趣味だったが戯れる時間が減っているので良いモチベーションになりそう。未だテーマを決めていないのに、3月に開催されるzineフェスへ出展の申込みをしてしまった!

2. 飲み物やつまみを提供する

手始めに家で美味しく珈琲を飲めるようにする。あとはアルコールもそうだけど、美味しいノンアルもつくりたい。そして、お酒が進むつまみづくりにも励みたい。理想を言えば、20代のうちに週1回バーで夜間を利用して働いてみたい。近所に飲み屋もたくさんあるので。そんな近所に会社の先輩が数ヶ月前に仲間とバーを開いた。会社では見せない笑顔をバーのインスタで投稿しており、会社とバーのどちらが本業かその境界が曖昧になっている生活は羨ましく思った。

3. 友だち同士を繋げる場を開く

西日暮里の屋上や谷保のスナック水中のような活動に憧れを持っている。まずは自邸を活かして映画会なりボードゲーム会なりを開き、異なるコミュニティの友だちを繋げられたらと思っている。そこでつくった飲み物やつまみを提供したい。そのうち家を飛び出したり、深めたい場作りのテーマがみつかったりするかもしれない。

4. サービス開発にデザインで貢献する

プロダクトのUI/UXを手伝う機会が引き続きあるし、増えるので頑張りたい。UXの5段階モデルでいうと、得意な戦略・要件を活かしつつ、骨格・表層を素早くつくれるようになりたい。良い骨格・表層を作れる人は世の中にたくさんいるし、生成AIも登場しているので、自分はエンジニアやマーケなど異なる職種と会話をしながらプロジェクト・プロダクトを前進させられるようになりたい。

 

2023は本・映画を全然摂取できていなかったなー。

2024は「変革と並走」の年にしたいです。

ではでは。